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水しぶき

循環ビジネス

総合研究所

Circular Business Research Institute

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-循環ビジネス総研の活動-

多くの人が参加できる具体的なアクションプランを提示し、

日々の行動が社会貢献につながっている。

そんな持続可能な事業構築のサポートを行なっています。

若い実業家
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​循環ビジネスの定義

「循環ビジネス」とは、資源や製品、サービスを一度きりで消費・廃棄するのではなく、可能な限り長く活用し、再利用・再生・共有・転用などを通じて価値を持続させる経済活動のことを指す。これにより、環境負荷を軽減しながら新たな付加価値を生み出し、持続可能な社会を実現することを目的とする。

循環ビジネスの主要な要素

  1. リユース(再利用):製品や部品をそのままの形で繰り返し使用する(例:中古品販売、リファービッシュ)。

  2. リサイクル(再生):廃棄物を新たな原材料として活用し、新しい製品を生み出す(例:ペットボトルから繊維製品を作る)。

  3. リチャネル(流通再編):本来廃棄されるはずの製品や余剰在庫を、別の市場やターゲット層に流通させることで新たな価値を生む(例:職域販売サービス「クローズドマート」)。

  4. シェアリング(共有・共同利用):所有から利用へとシフトし、資源の最大活用を図る(例:カーシェアリング、シェアオフィス)。

  5. リデザイン(再設計):資源をより有効に活用するために、製品・サービスの設計を見直す(例:モジュール化製品、長寿命設計)。

  6. アップサイクル(創造的再利用):廃棄物や不要品に新たな価値を加え、別の用途で活用する(例:廃材を使ったデザイン家具)。

 

循環ビジネスの目的

  • 環境負荷の削減:廃棄物や資源の消費を最小限に抑える。

  • 経済価値の創出:未活用資源を活かし、新たな市場やビジネスモデルを生み出す。

  • 社会的責任の履行:持続可能な社会の実現に貢献し、企業のCSR(企業の社会的責任)を強化する。

チームミーティング

CLOSED Martは食品ロス・廃棄などを削減するため

職域販売を通じてSDGs推進に取り組んでいます。

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直近半年間でご協力いただいた商品を一部ご紹介します。

循環ビジネスの現在と今後の展望

近年、環境問題の深刻化とともに、循環ビジネスの重要性がますます高まっています。従来のリニア型経済(「作る・使う・捨てる」)から、資源を可能な限り循環させるサーキュラーエコノミーへの移行が世界的な潮流となっています。企業は単なる環境対策にとどまらず、経済的な利益と持続可能性の両立を目指すビジネスモデルへとシフトしています。

現在、循環ビジネスは 「リユース(再利用)」「リファービッシュ(再生)」「リサイクル(資源再生)」「シェアリング(共有)」 など、さまざまな形で発展しています。たとえば、電子機器や衣類のリファービッシュ市場は拡大し、再生品を購入する消費者が増えています。また、シェアリングエコノミーの成長により、カーシェアやファッションのレンタルサービスなど、所有から利用への変化が進んでいます。

一方で、循環ビジネスには課題もあります。リサイクルコストの高さや、回収・再生プロセスの最適化、消費者の意識改革など、多くの障壁が存在します。特に、製造段階での「デザイン・フォー・リサイクル」(リサイクルを前提とした設計)の普及が遅れていることが大きな課題です。また、リユース市場においては、品質保証の仕組みや物流の効率化が求められています。

今後の展望として、デジタル技術の活用が循環ビジネスの発展を大きく後押しすると考えられます。ブロックチェーンによるトレーサビリティの確立や、AIを活用したリサイクルプロセスの効率化、IoTによる製品の長寿命化が進むことで、より持続可能な循環型経済が実現されるでしょう。

そして、新たな概念として 「リチャネル」 が重要な役割を果たします。リチャネルとは、製造と消費の間で本来廃棄されるはずだった商品や資源を新たな価値に変え、別の流通経路に乗せることを指します。従来のリユースやリサイクルでは対応しきれなかった「未使用のまま廃棄される商品」や「流通経路の最適化」を可能にし、企業にとっては在庫ロスの削減、消費者にとってはより手頃な価格で商品を手に入れる機会を提供します。

リチャネルモデルの普及によって、企業は新たなビジネスチャンスを獲得しながら、環境負荷を削減することができます。循環ビジネス研究所としても、リチャネルを軸にした新しいビジネスモデルの確立を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

図書館での読書
人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標
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